モノフローラルとマルチフローラルの違いを知りたい人向け。
価格が安いマヌカハニーを見つけたからと購入してみると、マルチフローラルやモノフローラルとか書いてあることがあります。
そもそもモノフローラルやマルチフローラルとは、どのような意味があるのでしょうか?
今回は、マヌカハニーを購入する前に知っておきたいのがマルチフローラルとモノフローラルの違いです。
せっかく安いマヌカハニーを見つけても、実は純粋なマヌカじゃないものを選んでいるかもしれません。コラムを読めば、間違って購入することがなくなります。
今回のコラムでは「【2つのマヌカハニー】モノフローラルとマルチフローラルの違いとは」をご紹介します。
モノフローラルとマルチフローラルの違い
- モノフローラルとは
- マルチフローラルとは要
モノフローラルとは
こちらはマヌカドクターのマヌカハニーです。小さいですが「モノフローラル(MONOFLORAL)」と記載があります。
モノフローラルとは、マルチフローラルが他の花蜜が混ざっているマヌカハニーと違って、純粋なマヌカの花蜜だけで作れたマヌカハニーのことを意味しています。
では、どのように純粋なマヌカハニーかどうかを確認するかというと、ニュージーランド政府が厳しく基準をもうけています。
政府による定義では、マヌカの花蜜が持つ4種類の物質の最低限度以上認められること、そしてマヌカ花粉由来のDNA検査で認められることが、マヌカハニーである要件になっています。
マルチフローラルとは
こちらはコンビタ社のマヌカハニーですが、「マルチフローラル(MULTIFLORAL)」と記載されていますね。
マルチフローラルとは、マヌカの花蜜以外にも他の花から採れた蜜を混ざっているマヌカハニーのことを意味しています。
実は、過去にマヌカハニーがニュージーランドでの生産量よりも流通量が数倍も多いことが分かっていて、純粋なマヌカハニーでないものが流通していることが分かりました。
そこで、マヌカハニー産業を後押ししているニュージーランド政府が、純粋なマヌカの花蜜以外にも他の花蜜で作れたマヌカハニーを「マルチマヌカハニー」と定義づけをしました。
ただ、他の花蜜が混ざっているからといって偽物というわけではありません。
一定以上のマヌカが含まれていてもマヌカハニーとうたっていいけど、ちゃんと他の花蜜が混ざっていることを示すことになりました。
マヌカハニーの風味はそのまま残っているので、味をたくさん楽しみたい人にはマルチフローラルのマヌカハニーを購入してもいいですね。
2つの違いは以下のとおりです。
- マヌカハニー花蜜の含有量
- マヌカハニーの粘度
マヌカハニー花蜜の含有量
マルチフローラルとモノフローラルの大きな違いは、マヌカの花蜜がどれくらい入っているのか。この2つの違いが価格の差となっています。
もちろんマルチフローラルのほうがモノフローラルよりも一般的に価格が安いこともあり、250gよりも500gの容器が多く流通しています。
なかには倍以上の差があることもあるので、マヌカハニーを選ぶときには「マルチフローラル」か「モノフローラル」かを確認するのがおすすめです。
ただ、ブランドやメーカーによっては、純粋なマヌカハニーは「モノフローラル」と記載していないものがあります。
逆に、マヌカ以外の花蜜が含まれている場合は「マルチフローラル」や「ブレンド」といった表記があるので、その表記があれば純粋なものではないと判断できますね。
ブランドやメーカーによっては「マルチフローラル with マヌカハニー」と記載しているものもあります。
マヌカハニーの粘度
マルチフローラルとモノフローラルのもう一つの違いは、マヌカハニーの粘度。
マルチフローラルは他の花蜜も混ざっているので、どちらかというとクリーム状になっていてスプーンですくっても落ちてきません。
一方、モノフローラルのマヌカハニーは濃い流動状になっていることが多いので、スプーンなどですくっても垂れてきます。
ただ、サンプルや試食が無い限りは中身を確認することはできないので判断材料にはなりにくいですが、試食が置いているあるような販売店で確認してましょう。
ブレンド(BLEND)表記にも注意が必要
マルチフローラルという記載以外も注意すべき表現が「ブレンド」(BLEND)。
ブレンドも同じく純粋なマヌカハニー以外の花蜜が混ざっているので、純粋なマヌカハニーとは言えません。
ただ、マルチフローラルと同じく、ブレンドという記載があればマヌカハニーとうたってもいいことになっているのでよく確認する必要がありますね。
例えば、マヌカヘルス社マヌカハニーMGO30+は「Blend」という記載があります。
MGO(メチルグリオキサール)が表示されているからいいのかな、と思っていると純粋なマヌカの蜜ではなかったということも。
記載が小さく書かれていることもあり、見逃しそうになるので注意が必要です。
ただ、マヌカへル社マヌカハニーMGO30+には、もちろんMGO量が1Kg中に30mg以上が含まれているので、後は選ぶ際にどう考えるかは購入者次第です。
マルチフローラルやブレンドといった記載があっても風味はそれほど大きく変わるわけでないのですが、やはり純粋なマヌカハニーを購入したいという人も多いと思います。
一般的にマルチフローラルやブレンドといった記載があるマヌカハニーは、MGOやUMF表記がないか、低いレベルのものがほとんどです。
MGO263+/UMF10+以上については価値が高いので、純粋なマヌカハニーと考えても構いません。
純粋なマヌカハニーを選びたい人は、まずは「マルチフローラル」や「ブレンド」といった記載がないかどうか、それに加えてMGO263+/UMF10+以上のマヌカハニーを選んでおけば間違いはないですね。
モノフローラルとマルチフローラルの違いまとめ
今回のコラムでは、「【2つのマヌカハニー】モノフローラルとマルチフローラルの違いとは」をご紹介しました。
せっかく価格の高いマヌカハニーを選ぶのであれば、純粋なマヌカ蜜を選ぶのがおすすめです。
独特な風味を感じられればいいと思う人には、マルチフローラルやブレンドでも十分おいしくいただくことができます。
マヌカハニーの価格だけに注目して、期待したものを購入していなかったと後で後悔するかもしれません。
純粋なマヌカハニーを選ぶときは、容器の記載内容をよく確認しましょう。
MGO263+/UMF10+以上のマヌカハニーを選んでおけば、ほぼ間違いはないですね。
マヌカヘルスのマヌカハニーMGO400+ 500gは、ニュージーランド業界大手の養蜂メーカーが販売しています。MGO400+はUMF13+相当で、UMF10+以上のアクティブ・マヌカハニーのレベルです。信頼度とコスパの良さがおすすめの理由です。
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ハニーマザーのマヌカハニーUMF10+ 500gは、日本の企業が現地法人から輸入している信頼できるブランドです。UMF10+はMGO263+に相当し、同じくアクティブ・マヌカハニーのレベルです。まろやかな口当たりで食べやすいのが特徴です。
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エグモントハニーのマヌカハニーMGO263+ 500gは、MGO1200+以上を生産するニュージーランドの有名な養蜂メーカーです。幅広い品ぞろえがあるので、UMF10+を試してみて同じブランドで高いレベルに挑戦しやすいのが特徴です。
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